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舞台保存会だより134 天神まつり 舞台行事の中止

新型コロナウイルスのため、本年の天神まつり舞台行事は中止となりましたので、お知らせします。

(天神まつり 深志神社境内風景)

今年に入って世界中が新型コロナウイルス感染症のため振り回されています。すべての経済活動、社会活動が規制され、特に交通と集会の自由が制限されたことが、社会に大きな衝撃を与えました。私どもは戦争を経験していませんので、このような国家的制約事態を知りません。人生の中で最も影響の大きな社会的事件ではないかと思います。

今回の感染症は数年前のMARSやSARS、エボラ出血熱のように、世界の或る地域で猖獗を極めても、暫く息をひそめていればなんとなく過ぎ去って行ったのとは違い、圧倒的な勢力とスピードで一気に全世界を覆ってしまいました。しかも特効薬がなく、第二波第三波も予想されるため、収束も終息も予測がつきません。来年に延期された東京オリンピックも開催が怪しくなってきました。幻の大会にならなければよいのですが…。

(昨年の境内風景)

深志神社でも今年の天神まつりをどうするか、慎重に検討を進めてきました。しかし夏までには終息するのではないかという淡い期待は怱々に消し飛び、秋のイベントさえも早々と中止が宣言されてゆきます。盛大に祭りをしてコロナに歯止めをかけ、マインド回復の先駆けになれればと勇んではみましたが、まだまだとてもその時期ではないと判断しました。

但し、天神まつりは中止ではありません。神事は行います。しかし人の集まる催し事、神振行事の多くは中止します。以下箇条書きにてご案内いたします。

(神楽殿での芸能 日本舞踊 今年は中止です)

・芸能行事(神楽殿にて舞踊、詩吟など)… 中止
・舞台行事(境内堵列、町内曳き回し) … 中止
・神輿渡御(中心市街地での担ぎ神輿) … 中止
・神輿巡行(車載にて氏子町内巡行)  … 執行
行事がありませんので7月24日25日とも、境内に人出はなく舞台もなく、静かな状態になろうかと思われます。香具師の方による高店張りもまず無いと思います。

(大幟の下 舞台が入ってくる)

しかし大幟は建て、氏子提灯も掲げますので、境内はいくらか祭りらしい雰囲気になってはおりましょう。24日25日は、いつでも構いませんからぜひお参りにお越しいただきたいと思います。神事は24日が午後7時より、25日は午前11時からです。

なお、車載による神輿渡御は行います。おそらく25日午後1時過ぎに神社を出発し、氏子48ヶ町を廻ります。この神輿渡御は神様が神輿に乗って氏子町内を廻る行事ですから、過密になることはありませんし、神社としても神事の一環として、ぜひとも執行したい市中行事でありました。氏子の皆さまには、どうかお迎え賜りますようお願いいたします。

(車載による神輿渡御 トラックに積載された神輿が神社を出てゆく)

去る5月26日、松本深志舞台保存会は定期総会に代え、理事会を開催しました。宮司より神社の方針が伝えられ、保存会としても舞台行事の全面中止が決議されました。お囃子スクールも今年は中止です。令和3年夏、東京オリンピックとともに舞台で賑わう天神まつりが盛大に開催されることを、今から願っています。

今年は舞台が出ませんので、以下に昨年の様子を貼り付けておきます。

(本町1、2、3、4丁目舞台 境内)

(小池町舞台 小池町秋葉神社脇)

(本町5丁目舞台 天神通り入り口)

(伊勢町3丁目舞台 原歯科医院前)

(伊勢町2丁目舞台 Mウイング前)

(伊勢町1丁目舞台 アイパーク前)

(飯田町2丁目舞台 飯田町村上邸前)

(飯田町1丁目舞台 尾張屋駐車場前)

(中町2丁目、3丁目舞台 中町蔵シック館前)

(中町1丁目舞台 中町・大橋通り交差点)

(宮村町1丁目舞台 元武田医院前)

(博労町舞台 境内曳き込み風景)